この本読んだのは、昨年の冬です。東京都立図書館の、中央図書館でも多摩図書館でもない。少し洒落た通称を持つ、(南)関東にある図書館で読んだのを、おぼろげに覚えています。
全体は第Ⅰ部から第Ⅴ部の、五部構成。第Ⅱ部から第一章が始まり、全十九章。なかなか手強いのです。しかしながら、例えば、第Ⅰ部の冒頭では、服装の変化から人物像を考証するなど、スタート(とっかかり)の位置決めに誠実さを感じます。
○「本当に大事な気づきの多い長編であり、ハッピーエンドな物語ばかりではない」と、唸りたい方。○「ジハード」(=聖戦と訳されがち)ですが、??という方。⇒こういった方々、良かったらどうぞ!!