「投票の政治心理学」(みすず書房)のこと。


東京の、割と大きめな書店の、[選挙]のカテゴリーの、かなり上のほうに配架されていました。台に乗らないと取れませんでしたが、初版は2023年であり、まだ新刊の部類と言えるのではないでしょうか。本当は「投票者一人ひとりの思考に迫る方法論」という副題がついております。

カッコつけて、買ってみましたけど、投票というものに真摯に向き合い、決して読み手を置いてけぼりにしない概念や言語でもって書かれており、登場する者たちの熱情やら体温までを感じとることができます。それと同時に、インターネット投票に関するドライな見解や、統計分析(回帰分析)の実施結果も載せるなど、冷静な観察者の視点で述べられている章もあるので、多少難儀な内容かなと思うところがあっても、何とか最後まで読めます。

〇インターネット投票の導入と、IT技術のメリット/デメリット、を見極めたい!! 〇統計的分析の内容がそんなに苦手でない。⇒こういった方々、良かったらどうぞ!!


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